アニメーション背景美術制作会社 bamboo みんなのつぶやき
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少々プライベートなお話。
私の父親は、油絵画家でメキシコのオアハカ州で芸術大学の美術の講師をしています。
そのオアハカの大学でここ数年、生徒さん達の日本のアニメに対する興味がものすごい事になってるようです。
少なくとも5.6年前までは私の仕事に対する興味も理解も全くない状態だった父ですが、
『おれもいよいよアニメを勉強しなければ』と口にするようになりました。
『アニメ』という言葉の響きが私たちが普段使うそれと微妙に違うのも面白いのですが、
なんでも生徒さん達からアニメをやりたいという要望が大変強く、学校側もその熱に何かしら答えなければならない状態にあるようです。
生徒さんたちは普段は油や版画で民族の伝統や思想を表現するのですが、
フリーの課題を出すとかなりの人数がアニメのキャラクターを描いてくるそうです。
なんだか、不思議な感じがします。
遠い海のむこうで、しかもおそらくネット環境で視聴される日本のアニメがそんなに熱い事になっているとは。
なんでも都市部の大学でも日本語を学びたい生徒が大変多いそうです。
『アニメを原語で楽しみたいから』だそうです。
そんな国や地域は世界中にもあるのでしょう。
今は一時的なブームかも知れませんが、そこに安定して作品が供給され続ければある種の文化になるかも知れません。
そう考えると、何故か少し気が引き締まる思いがします。
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