[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先ず、このブログの私の書き込みコーナーにとある作品のブログパーツのミサイル攻撃を受けたり(直撃でした、避難も間に合いませんでした)。
続いてある日の朝、スタジオに入ってコーヒーメーカーにコーヒーを発見、こりゃありがたいと飲んでみたらなにか味が変!!!まっ冷めたコーヒーだからしょうがないかなっと飲み干して、打ち合わせに出かける。
戻ってきて明かされる真実。
『あれ、缶コーヒだったんですよネ』
普段、『缶コーヒーは飲めない』と公言していた私の立場は、、、
そして今日。
スタジオに来て先ずする事、
ドアノブをまわしドアを開け、スタジオに入る。
数分後、『手洗ってください』
『ハイ?』
『ドアノブに薬物が塗ってありました』
オレがその数分の間に、急に目がかゆくなって目でもこすった日にゃ!
やゔぁ〜いです。
下克上が始まっています。
好きな写真家がいます。
その方は日本の風景写真家の第一人者で、二十歳の頃その方の写真集には
大変感銘を受け、こんな風に絵が描けたらと心を踊らせたものです。
デジカメや携帯写真が発達した今、だれもが写真を手軽に撮ることができます。
楽しい瞬間、
お気に入りの小物、
素敵な風景、
記録された瞬間は後にその場に居なかった人へその場の情景を伝える具体的な役割を
果たし。
又更に数年後、撮った本人の記憶を呼び起こす助けとなります。
それは素晴らしいことです。
自分もその技術の恩恵に授かってたくさんの写真を撮ります。
特に仕事の取材時、限られた時間で資料にするべく撮る写真は現在のデジカメの
機能なしには得る事の出来ないショットが数多く存在します。
そういった記録的な要素で撮られる写真と違って本当に素晴らしいのは、
本物のカメラマンが撮った一枚の写真は一枚の『絵』だということです。
カメラを構える、シャッターを切る。
その撮りたいと思った瞬間を記録に残すのは写真です。
ですが、ある一瞬を撮りたい、そのためには何日も待ったり、時には場所を替え、
一瞬をあきらめ、それでも撮りたい絵を求める。
そして、その求める一枚の為にレンズを選び、画角を決め露出を定め、フレームを切り取る。
こうして初めて撮れる一枚。
これはまさに『絵』です。
例えばその時間、たまたま同じ場所にいることができて、
同じ場所から、同じ向きを同じように撮る人がいても、同じ一枚には決してならないでしょう。
そこに、撮る人の意思、思いが介在するからこそ、
写真はある瞬間から、『絵』になるのだと思います。
自分はその写真家の絵から多くのことを学んだのではないか?
20年経って改めて気付きました。
柱の造形にテンションがあがりました。
自然に出来た模様と人の工作した造形。
使い込まれ時間によって生まれる光沢。
こんな題材を絵に描いて見たくなるのも背景描きの性分でしょうか。
別にSFの話では有りません。
背景マンには良く起きる現象です。
厳密に言えば少しニュアンスが違うのですが、初めて訪れた土地やその景色。
ある場所に立った時、そこから見える風景を『知っている』
この路地を曲がって、もう少し歩くと『ほらっあの建物が見えてきた』
そうです。行った事はなくても描いた事はあるのです。
描いてから何ヶ月後、あるいは何年後かにその地に立ったとき懐かしく思えたりする事が多々有ります。
もちろん、描いた場所とわかっていてそこを訪ねる時もあります。
又、あまりにも年月がたちすぎていて不意に目の前に現れた風景に『ああっあの時描いたのはここだったのか』
と、突然気付かされる時も有ります。
そして、「ほらやっぱりこーいう光りのさし方をするんだ」とか、「アリャ、この時間、ここには日がささないのか」なんて検証を勝手に始めながら、その道を歩くのです。
描いたと言う事は、ただ写真を見たのとは違い普段気にも留めないものにまで意識を向けて、調べ、解析し、自分のフィルターを通して絵にしているわけです。
先日、仕事仲間の結婚祝いのパーティーを東京湾の屋形船でやる企画が有り、湾岸の夜景を海から眺める機会があったのですが、これもつい最近参加した仕事のデジャブ(というにはあまりにも最近)な体験になりました。
こんなときも風景は初めてなのにやけに懐かしく、そしてリアリティーをもって迫ってきます。
夜の海の暗さと底に映り込む街の光り。
ライトアップされた巨大な建造物。
風。
とてもすてきな体験をした夜でした。
K夫妻、お幸せに。
最近のカメラはすごいです。
こんなのが三脚なしに撮れちゃうんですから。
しかも長時間露出とかではないので、見た目に近い感じで撮れます。
昔、どうしてもISO1600のフィルムが試したくって
でもいいお値段がして、なかなか勇気のいる買い物だったおですが、
いまはカメラ内で一枚ごとに設定が変えられますから便利です。
しかもISO6400とか信じられない感度が設定できて。
素晴らしい時代になりました。